化学実験リポート-10 「標線」
化学実験リポート-10 「標線」

化学実験リポート-10 「標線」

前回に引き続き本日はBクラスが溶液調製を行いました。溶液調製の主役は「メスフラスコ」です。このメスフラスコには標線と呼ばれる線が一本引かれています。これは標線まで液体を入れることで各メスフラスコの容量になるように引かれた線です。ガラス製のメスフラスコはガラスの加工をする過程で僅かに形が変わることもあるため、ガラスの成型をした後にその容量になるよう標線を引くそうです。つまり、同じ容量のメスフラスコであっても標線の高さは個体差があります。
標線に合わせる時は目線の高さで、液面が屈曲している部分(メニスカス)の一番底の部分が標線のところにくるように少しずつ溶媒を入れます。これをメスアップと呼びます。
今回の溶液調製が正しくできているかどうかは、次回以降の実験で明らかになります。お楽しみに。

 

環境科学コース 担当教員

========================= 

さらに詳しく知りたい方はこちら!

環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。

環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。

環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。

 

関連記事
  • ようこそ庄原キャンパスへ! 環境科学コース主催のオリゼミが開催されました
    2025.04.30
    ようこそ庄原キャンパスへ! 環境科学コース主催のオリゼミが開催されました
    4月26日に環境科学コース主催のオリゼミが開催されました 庄原キャンパスでは新入生に向けた環境科学コース主催のオリゼミ(オリエンテーションセミナー)が一足先に4月26日に開催されました。 環境科学コース主催のオリゼミでは「新入生が主役となり、学生間のみならず学生-教員間の親睦を深めながら地域を知る。そして生命環境科学の学びのスタートダッシュとなるように。」というコンセプトのもと企画、運営しています。新しく生命環境学科の一員となった新入学生の自己紹介、環境科学について考えるといった内容から始まり、皆さんがリラックスして打ち解けてきた午後には薪割り・焚き火イベントと盛りだくさんの内容でした。 まずはグループ分けくじ引き。参加者52名をくじ引きでシャッフル!初めましてのメンバーも多い中、まずはアイスブレイクです。少し緊張がほぐれてきたところ自己紹介が始まりました。自己紹介は各グループリーダーの教員が決めたテーマに従って、思い思いの自己PRをしてくれました。     次は皆で「「環境問題」と言われて思い浮かぶのはどのようなことでしょうか。」、「生命科学と環境科学とのつながりはどのようなことでしょうか。」という二つの問いかけを用いて環境科学について考える時間です。この「環境科学について考える」問いかけは環境科学コースで学んでいく過程で折に触れて何度か行われるお決まりのものです。オリゼミという入学早期でのこの問いかけは、環境科学を学ぶスタート地点の新入生の皆さんに環境科学を学ぶことの意味を考えてもらうという、とても大切な機会であると考えております。また、これから4年間の学びの中での道しるべとなるものでもあります。難しいなと感じた方も、そうでなかった方も色々だと思いますが、「大学での学びは難しそうだけれど面白そうだな」と少しでも感じたならば、そこが学びのスタートです! 午後はお待ちかねの“薪割りと焚き火イベント”です! 薪割りは小林先生が「西城 木の駅プロジェクト」で共同研究された、庄原市西城町の方々にご協力を頂きました。木の駅プロジェクトの皆さまが出前薪割り講座でコツや注意点を教えて頂き、えーい!!!と斧を振りかぶります。パッカーン!といい音がして薪が割れると、拍手喝采です。西城 木の駅プロジェクトの皆さま、ご協力本当にありがとうございました。薪割りに適している木材は湿り気のあるもので、焚き火に適した薪はある程度乾いたものですので本日割った薪は残念ながらなかなか燃えません。そこで昨年のオリゼミで先輩方が割った薪を使って焚き火をしました。今年のオリゼミで皆さんが割った薪は次年度入学してくる学生さんのオリゼミで使用する予定です。このように環境科学コース主催のオリゼミでは薪割りイベントが伝統になり、「薪のバトン」が代々受け渡されることを願っております。 これから4年間一緒に頑張りましょう。オー!!!     環境科学コース 担当教員 =========================  さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 化学実験リポート‐3 「実験器具」
    2024.04.27
    化学実験リポート‐3 「実験器具」
    化学実験リポート‐3 「実験器具」 これから実験が本格的に始まるにあたり、まずは使用する器具の名称と使用用途を理解しておく必要があります。似たような名称のガラス器具がいくつもありますが、それぞれの用途は似て非なるものが多いです。今回は23種もの実験器具を実際に手に取り名称を覚えるとともに器具表面に書かれている表記を確認しました。 そして、皆さんによって実験器具として一番身近だと思われる「ビーカー」と「メスシリンダー」を比較する実験を行いました。これまでの皆さんが常識だと思っていたことが覆るような実験でしたね。 今回器具名と用途は覚えるということをテーマにしたのには理由があります。これからの卒業研究を含む研究において口頭で実験操作の指示を受け、その指示に従って器具類を自身で用意することも増えてきます。その時に器具名を聞いて器具が正しく選択できるようになっておく必要があるからです。     環境科学コース 担当教員 =========================  さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 化学実験レポート‐13 「本格的なレポート」
    2023.07.24
    化学実験レポート‐13 「本格的なレポート」
    化学実験レポート‐13 「本格的なレポート」 本日は夏休み前最後のAクラスの化学実験でした。これまでの化学実験では実験手技だけでなく、レポートの書き方も併せて習得してきたと思います。これまでは実験した直後にレポートをまとまる形式をとっておりましたが、今回のレポートは自分でゼロからレポートを書くことが求められています。今回の中和滴定に至るまでに、必要とする溶液を調製し、その中でもNaOHは標定を行った、という一連の流れを踏まえて作成しましょう。 ここまでの長い道のりの中で、毎回のレポートにはうるさいな~と思われるほどに細かく付箋紙を貼って修正を求めたり、誤りを指摘したりしてきましたが、それらを必ず活かすようにしてください。 環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。