INTERVIEWS

卒業生の声

酒井翔太さん
酒井翔太さん
広島ガス
今回は、広島ガス株式会社で活躍されている酒井翔太さんです。内藤研究室(水圏環境化学)で学んだことを生かして、お仕事をされています。
  • 今はどのようなお仕事をされていますか?
    都市ガス事業を中心としたエネルギー事業を営む広島ガス㈱で働いています。現在は営業計画部に所属し、営業施策の立案や実績のとりまとめをはじめ、最近では2050年カーボンニュートラル化を見据えた対応に従事しています。国内における温室効果ガス排出量の約8割がエネルギー由来とされており、エネルギーを取り扱う会社にとってカーボンニュートラルへの対応は多岐にわたりますが、私は主にお客さまの省CO2化ニーズへの対応に取り組んでいます。
  • 庄原キャンパスでの学んだことは今のお仕事にどのようにいかされていますか?
    内藤研究室では、瀬戸内海における植物プランクトンと栄養塩の季節変動と、養殖ノリに悪影響を与える特定種の増殖に対する有機酸の影響を研究しました。現在の仕事内容と直接関わりはありませんが、大学、特に研究室で学んだことは何一つ無駄になっていないと実感しています。論理的な考え方にとどまらず文章の書き方、発表の仕方等、1つ1つは小さな要素かもしれませんが、全て社会人になってからの引き出しとなっています。
    また、広く環境意識が高まるなか、遠からず環境に関わる仕事内容に従事している今、環境科学科で過ごした4年間が自分の価値観やルーツを形成してくれたのだと感じています。
  • 本学科を志望した理由は?
    大学進学時に、一番関心があったのが環境に関する内容でした。環境科学といっても研究対象やフィールドが多岐にわたることを、当時の自分は正しく理解できていなかったように思いますが、環境をキーワードとした様々な素養や感覚が、これからの社会では必要になっていくだろうという認識がありました。
  • 学生時代の思い出を教えてください
    大学時代の思い出はたくさんありますが、今でもよく覚えているのは大雪の中、研究室で遅くまで卒業論文を作成したことです。アルバイト終わりに合流したメンバーからの差し入れを夜食で食べつくしたり、息抜きに雪遊びに興じたりと、学生時代のメリハリが濃密に凝縮された時間として思い出に残っています。当時のメンバーとは今でも連絡を取り合っており、当時の思い出話をするたびに大学時代が懐かしくなります。
  • 最後に一言お願いします!
    都会や都心部には就職後でも行くことができますが、庄原キャンパスという自然との距離が近い環境で過ごすチャンスはそう多くないと思います。気が付くと第二のふるさとのような感覚になる環境科学科で充実した4年間を過ごされることを願っています。