化学実験レポート‐9 「溶液調製」
化学実験レポート‐9 「溶液調製」

化学実験レポート‐9 「溶液調製」

決められた濃度の溶液を決められた量作る、ということを「溶液調製」といいます。粉末を溶媒に溶解させる場合や溶液を希釈する場合など様々ですが、実験において必ず求められる操作です。溶液濃度が100倍濃かったら、薄かったら、、と考えると慎重さが求められる操作です。

溶液調製時の濃度の計算はよくミスをする部分です。ノーベル賞を受賞された研究者も中にも誤って濃度を想定の1000倍で実験していて「失敗した」と言われていた生成物の価値を見抜いて、実験を続けたところ受賞につながった、といった「失敗は成功の基」という話があるほどです。

「1000倍の間違い」は計算のミスなのか、はたまた粉末を測り取る時に単位を見間違えて1000倍になったのか、、、いずれにせよ失敗を成功に導いたのは、綿密な実験の記録、すなわち「実験ノート」があったからです。

皆さん実験ノートへの記録が最近疎かになっていませんか。シャープペンシルで消えるように書いていませんか。今一度実験ノートの書き方の復習をしておきましょう。

環境科学コース 担当教員

 

=========================

さらに詳しく知りたい方はこちら!

環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。

環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。

環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。

 

関連記事
  • 2023年度の卒業論文中間発表会を開催
    2023.12.20
    2023年度の卒業論文中間発表会を開催
    環境科学コースの卒業論文中間発表会について   卒業論文は、背景や問題点の整理、実験や調査等の具体的な計画・実施、結果の考察等を通じて、問題解決能力、知的生産能力を高度に養成することを目的とした学部4年間の集大成です。 環境科学コースでは、3~4年次にかけて卒業論文に取り組むことになっており、その中間的な時期に、中間発表会を実施することで、卒論の進み具合の整理およびそのフォローアップ、また、プレゼンテーション技能の向上等を目的として実施しました。 本発表会では、要旨の提出とポスターによる口頭発表が課されており、プレゼンテーションにおいて2名の教員から評価を受けます。 また、他学年・他学科・コースにも公開されており、特に環境科学コースの2年生にとっては、次年度からの研究室配属先を決める上でも重要な機会と位置づけています。   発表会の状況   発表会は12月14日(木曜日)に行われました。環境科学コースの教員だけではなく、環境科学科・環境科学コースの多くの学生の参加もあり、活発な議論が行われました。 3年生にとっては、自分の研究について多くの教員・学生と議論したり、他の学生の研究を知ることができ、大変よい機会となったようです。 なお、プレゼンテーションの審査結果は、後日、学生本人にフィードバックされ、今後の研究活動に生かされる予定です。   環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。  
  • 生命環境科学基礎セミナでいであ様・環境省様による講演を実施
    2024.11.15
    生命環境科学基礎セミナでいであ様・環境省様による講演を実施
    生命環境科学基礎セミナでいであ様・環境省様による講演を実施 生命環境学科では、生命環境科学基礎セミナ(1年次後期)が必修授業として課されています。この授業では、生命・環境科学コースそれぞれの教員が担当する回があります。 環境科学コース教員が担当する授業では、環境問題とは何か、生命科学と環境科学のつながりは何かを考えます。また、社会の中で環境問題の解決に取り組む国・自治体、民間企業などをお招きしてご講演頂き、理解を深めます。また、これらを通し、大学での学びが社会でどう生きるかを考え、今後のキャリア形成などに生かします。 環境科学コース教員が担当する2回目の授業では、いであ株式会社様、環境省様から講師をお招きし、企業(コンサルタント)の環境活動や、環境省の環境政策等に関わる内容の紹介をしていただきました。 いであ様からは、会社の概要をご紹介いただくとともに、化学分析に関する取り組みや、エコチル調査に関する取り組みなどの活動についてお話を頂きました。 環境省様からは環境省の概要や、中でも気候変動対策の取り組み、福島の復興再生に関する取り組みなどについて詳しくお話をいただきました。 ご講演の後、環境科学コース所属教員、環境省のご講演者、履修学生とで、環境活動と事業活動などについてディスカッションを行いました。また、在学中に学んだことがどう生きるかなどについても議論しました。 生命環境学科では、こうした活動を行うことで、初頭の段階からキャリアについての意識づけを図っています。   環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 福島の環境再生を学ぶ現地見学会 オンラインにて事前学習会を実施
    2024.03.13
    福島の環境再生を学ぶ現地見学会 オンラインにて事前学習会を実施
    福島の環境再生を学ぶ現地見学会 オンラインにて事前学習会を実施 東日本大震災・福島第一原発事故から13年、福島県では除染そして中間貯蔵への搬入という環境再生事業が進められ、各自治体では復興にかかる取り組みが行われています。 昨年度に引き続き今年度も環境省のご協力の下、環境科学コースの学生を中心に福島県内の環境再生事業を見学し、福島の現状と課題を知ることを目的とした「福島の環境再生を学ぶ現地見学会」を令和3年3月22日~24日に実施いたします。 見学会には環境科学コース学生13名、教員4名が参加し、環境省の情報発信拠点において講義・演習を受けるとともに、中間貯蔵施設や東日本大震災・原子力災害伝承館、震災遺構の小学校などを見学し、残された課題などについて環境科学の視点でディスカッションを行います。 この見学会に向けた事前学習会を3月8日にオンラインで開催し、環境省福島地方環境事務所の職員から見学会の目的、福島の放射線レベルについての説明を受けました。 生物資源科学部生命環境学科環境科学コースではこれからも環境省と連携し、福島の復興に関する教育・研究を推進してまいります。     環境科学コース  =========================   さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの教育の特徴 …環境科学コースの教育の特徴を紹介しています。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。