大学院生らの研究成果が国際誌に掲載
大学院生らの研究成果が国際誌に掲載
本研究室の博士後期課程を修了した鈴木裕之博士((株)鈴研))および在学中の修士課程の大学院生らによる過酢酸を用いた下水中のClostridium属菌の消毒に関する研究の成果が、Water Science and Technology誌に掲載されました。
大学院生らが精力的に実験に取り組み、有機物が多量に存在する下水放流水中での過酢酸の消毒効果、特に塩素消毒の効果の低い芽胞形成菌であるClostridium属菌やその中でも病原微生物であるC. perfringes (ウェルシュ菌)を含む細菌群に対する消毒効果と、過酢酸耐性のClostridium属菌の存在を明らかにしました。
Hiroyuki Suzuki, Masataka Tomozawa, Tsuyoshi Shinohara, Mayuko Yagishita, Kenji Oonaka, Atsushi Hashimoto (2024) Disinfection of sulfate-reducing clostridia, including Clostridium perfringens, in sewage effluents using peracetic acid, Water Science and Technology, 2024, 90 (5): 1577–1588.
https://doi.org/10.2166/wst.2024.278
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産業技術総合研究所IDEAラボと小林研究室によるLCAデータベース「IDEAVer.3.3海外版」が公開
産業技術総合研究所 IDEAラボ(田原聖隆ラボ長)と、本学小林謙介研究室(小林准教授は産総研の客員研究員も兼任)で研究・開発を行ってきた、IDEA Ver.3.3海外版が公開されました。
IDEA (Inventory Database for Environmental Analysis) は、CO2排出量などの環境負荷を数値化する際に不可欠な計算用のデータベースです。これまでは国内を中心にデータベースが開発されてきましたが、輸出入が多い我が国にとって海外のデータベースは不可欠です。そこで、小林研が中心となって海外版のデータベースの構築手法を研究・提案しました。すでにIDEA Ver.3.2の海外版がありますが、それらを改善し、対象国を増やす形でVer.3.3の海外版の構築手法を検討しました。その手法を用いてデータベース化したものが公開されました。今回公表されたのは世界平均および日本への輸入額が多い18か国です。
*IDEA海外版の詳細情報
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三年生、中間発表にむけて準備完了?
三年生、中間発表にむけて準備完了?
環境科学コースの3年生が卒業論文の中間発表会に取り組みました。橋本研究室では、中間発表に向けて排水処理などをめざした過酢酸を用いた芽胞形成菌の消毒についてや土壌試料からのClostridium属菌の分離について、5名の3年生が中間成果をポスターで発表しました。
発表用の原稿やポスターの締め切りまでもう少しでしたが、休憩時間には、大学に定期的にやってくるキッチンカーのピザ屋さんの焼きたてのピザでおなかを満たして乗り切りました。
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