化学実験リポート‐5 「これまで習得した内容を踏まえて、、、」
化学実験リポート‐5 「これまで習得した内容を踏まえて、、、」

化学実験リポート‐5 「これまで習得した内容を踏まえて、、、」

化学実験が始まってあっという間に第3回を迎えました。本日はこれまで習得したノギス・電子天秤の使い方、測定値の扱い方を応用して塩の結晶を使ったある実験を行いました。
塩の結晶は料理に用いられる岩塩を使用していますが、げんこつ大ほどの大きさです。結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすいという性質(劈開(へきかい))を利用して数ミリほどの大きさに加工します。
小さく切り出した塩の結晶を用いて、アボガドロ定数を算出しました。料理用の塩の結晶でアボガドロ定数が算出できるのでしょうか。答えは次回のお楽しみです。

 

環境科学コース 担当教員

========================= 

さらに詳しく知りたい方はこちら!

環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。

環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。

環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。

 

関連記事
  • 化学実験レポート‐12 「水酸化ナトリウムの潮解性」
    2023.07.07
    化学実験レポート‐12 「水酸化ナトリウムの潮解性」
    化学実験レポート‐12 「水酸化ナトリウムの潮解性」 日中は夏真っ盛りという気温と日差しでも、日が暮れると涼し感じることもある庄原キャンパスです。あと少しで第2クオーターも終わりです。化学実験レポートも前半分は残すところ今回を含めてあと3回です。 前半の化学実験を締め括るのは食酢の中和滴定ですが、その準備として水酸化ナトリウム水溶液の標定を行いました。標定も中和反応を利用しますが、なぜ標定が必要なのでしょうか。それは水酸化ナトリウムが「潮解性」という特性を持つからです。 水酸化ナトリウムが潮解性を持つ、ということは中学理科で習ったと思います。しかし潮解性を持つものを扱うとどのような状態になるのか、実際に身をもって感じたのは今回の実験が初めてではなかったでしょうか。潮解性により空気中の水分を吸収して溶け、水酸化ナトリウムはべたべたしてきます。「うわ~、、くっついて離れない~」と苦戦した人も多かったのではないでしょうか。 次回は前半の化学実験の集大成です!   環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 応用環境科学実験(3年次対象)が始まりました
    2024.04.23
    応用環境科学実験(3年次対象)が始まりました
    応用環境科学実験(3年次対象)が始まりました   生命環境学科環境科学コースでは、3年次に応用環境科学実験を履修します。 2年生までの講義や実験で習得した知識や手法をさらに発展させるような実験・演習が行われます。この授業は、5名の教員がオムニバスで、環境に関わる様々な分野の実験・演習を行います。具体的に、①省エネ・省CO2、LCA、環境マネジメント、②気象環境・土壌分析・大気分析、③野外調査、個体数推定、種多様度指数、④排水処理、浄水処理、水質分析、⑤精度管理、干渉、統計処理などのキーワードに関する内容を実施します。   初回は、これまでに学んできたことを踏まえ、省エネかつ快適な環境づくりの検討を行いました。この回では、普段授業を受けているいくつかの教室について、温度、湿度、照度、風速などの快適性は失わない範囲で、以下に省エネに授業を履修するかを考えました。 具体的に、対象となった4教室について、温度・湿度計、照度計、風速計、電力計などを用いて計測し、教室のどの場所に学生を座らせて、どのように照明やプロジェクタを用いるかをグループごとに検討しました。測定結果をもとに検討した内容をグループごとに発表しました。同じ教室を測定してはいますが、様々な低環境負荷な教室の使い方に関するアイデアが生み出され、興味深い演習となりました。     =========================  さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 化学実験リポート-4 「繰り返し測定」
    2025.05.12
    化学実験リポート-4 「繰り返し測定」
    化学実験リポート-4 「繰り返し測定」 これまでに物体の質量や長さの「測定」という操作は経験していると思いますが、同一の測定を繰り返しおこなった経験はありますか。同一の測定や実験を繰り返しおこなうことを「繰り返し測定」や「繰り返し実験」と呼び、繰り返し回数をn回と表記します。よく研究の現場では「今、nいくつ?」「n = 2、あと一回だ!」といった会話を聞きます。通常は繰り返し3回以上(n = 3以上)の測定や実験をおこなうことが科学研究において求められています。その理由としては測定者による測定値の読みの誤差や測定機器の使用法による誤差、など必ず生じる誤差を評価して初めて信頼できる値となるからです。 本日は定規と定規より正確に測定が可能なノギスの二つを使って金属片の測定を繰り返し行い、二つの手法の誤差を比較しました。ノギスは次回も使用しますので使い方、読み方を忘れずに。     環境科学コース 担当教員 =========================  さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。