学内フィールドでの気象観測
学内フィールドでの気象観測

6月後半から,庄原キャンパス草地で集中的な気象観測を行っています。気象観測は環境としても最も基本的なものですが,最近の研究ではいろいろな研究を持ってなされるので,いろいろな測定項目が必要です。米村研究室では,岡山理科大学および海上保安大学校と共同して,本年度から庄原キャンパス内における観測を強化しています。庄原キャンパスが位置する備北地域は三次霧が有名なように,秋から冬にとても多くの霧が発生します。研究としては霧をとらえることを主目標としています。米村は,これまで,熱帯・砂漠・高山・北極などの生態系で環境測定を行ってきており,環境測定・モニタリングに関する教育を行っています。米村研究室はまだ1期しか卒業生がいないですが,協力関係にある大学からは気象関係の業界に進んでいます。

なお,6月25日設置時には太陽の周りの光の輪すなわち日暈(ひがさ)が見られました。これから雨が多く降るぞ という気象現象で,それ以来県内外で多くの雨が降りました。

 

 

=========================

さらに詳しく知りたい方はこちら!

環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。

環境科学コースの研究に関するブログ …環境科学コースの研究の特徴をご覧いただけます。

米村教授 …米村教授の紹介をしています。

関連記事
  • 小林謙介研究室がエコプロ2023に出展
    2023.12.21
    小林謙介研究室がエコプロ2023に出展
    環境科学コースの小林謙介研究室が、12月6日から8日にかけて東京ビッグサイトで開催された、エコプロ2023に出展いたしました。   エコプロは、環境への関心の高いビジネスパーソンや一般消費者、行政・自治体、NPO、環境教育を目的とした学生、報道関係者など、環境を取り巻く多様なステークホルダーが一堂に集う他に類を見ない展示会です。 来場者は3日間で6万人を超える盛況ぶりでした。   小林謙介研究室では、小林准教授と研究室学生4名が参加し、研究室の活動の内容をパネル・スライド・実物展示などを用いて紹介しました。 本ブースには3日間を通して、様々な方にご来訪いただき、大変多くの情報交換ができました。また、学生にとっては、展示内容の説明・意見交換をする貴重な経験の場となっただけではなく、自ら他事業者のブースを訪問することで、企業等における環境活動について知る大変貴重な機会となったようです。   こうした活動を通し、社会での環境活動をより深く理解できたようです。また学生自らのキャリアをより深く考えることにもつながったようです。   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの研究に関するブログ …環境科学コースの研究の特徴をご覧いただけます。 ・小林准教授 …小林准教授の紹介をしています。 ・小林研究室ウェブサイト …小林研究室の活動内容を紹介しています。
  • 中國新聞・NHKなどで西城町観光協会と小林研で取組んだ西城エコガイドマップの内容が報道
    2024.02.01
    中國新聞・NHKなどで西城町観光協会と小林研で取組んだ西城エコガイドマップの内容が報道
    中國新聞・NHKなどで西城町観光協会と小林研で取組んだ西城エコガイドマップの内容が報道   1月26日の中國新聞朝刊、2月6日のNHKおはようひろしまなどにおいて、西城町観光協会と小林研究室で取組んだ西城エコガイドマップの内容が報道されました。   西城エコガイドマップは、2023年度から、庄原市の西城町観光協会、西城自治振興区、西城紫水高校などと、環境科学コースの小林研究室とで取組んできたものです。この研究は県立広島大学重点研究の、庄原市西城地域における「ニューツーリズム(環境に配慮したCO2排出量が少ない旅行)」の推進に向けた調査研究の研究により行われたもので、その成果を活用し、1月19日に「西城エコガイドマップ」が公表されました。 この取り組みは、西城町域における観光にあたり、よりCO2排出量が少なくなる方法を提案するだけではなく、その方法に行動を変えることによって気づくことができる沢山の魅力を紹介するものです。西城エコガイドマップは、庄原市内の各所で配布されています。   ■報道1■ ★掲載日: 令和6年1月26日(金曜日) ★掲載媒体: 中國新聞朝刊 22ページ 県立広島大生と町観光協作成 CO2削減 西城ガイドマップ ★関連リンク: 鉄道や電動自転車を利用、食事は地産地消・・・脱CO2の旅いかが 庄原市西城へのガイドマップ完成(中國新聞デジタル/会員限定記事)   ■報道2■ ★掲載日: 令和6年2月6日(火曜日) ★掲載媒体: NHK おはようひろしまなど 庄原市でガイドマップ完成 ★関連リンク: 庄原市でガイドマップ完成(NHK NEWS WEB)   ■報道3■ ★掲載日: 令和6年2月28日(水曜日) ★掲載媒体: 山陰中央新報朝刊 18ページ ひろしま便り エコな観光マップ ★関連リンク: エコな観光マップ(山陰中央新報デジタル/会員限定記事)   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの研究に関するブログ …環境科学コースの研究の特徴をご覧いただけます。 ・小林准教授 …小林准教授の紹介をしています。 ・小林研究室ウェブサイト …小林研究室の活動内容を紹介しています。
  • つくばの国立研究所での技術習得
    2023.09.19
    つくばの国立研究所での技術習得
    米村研究室の羽住さん(環境科学コース4年)は、 自身の研究で必要な分析法の習得及び知見を得るために、8月19日から26日の期間で国立環境研究所地球システム領域地球大気化学研究室主席研究員の猪俣敏先生、農研機構農業環境研究部門上級研究員の片柳薫子先生、西村誠一先生、多くの先生方を訪問しました。     上の写真は国立環境研究所内にある光化学チャンバーです。この装置は、疑似太陽光(ソーラーシミュレーター)を照射することで、光化学オゾン生成や有機エアロゾル生成などといった、対流圏や成層圏で生じる反応の模擬実験を行います。また、装置内の温度を自在に変化させることもできます。装置内で生成した生成物をフーリエ変換型赤外吸収装置(FTIR)やプロトン移動反応質量分析計(PTR-MS)に導入することによって生成物の分析をすることができます。光化学チャンバーは日本には国立環境研究所にしかありません。   下の写真はキャビティ減衰位相シフト法一酸化窒素/二酸化窒素モニター(CAPS-NO2)という分析機器です。この分析機器の操作法習得こそが、羽住さんが今回、国立環境研究所に訪問した最大の目的です。CAPS-NO2は、NO2ガスが450nm波長付近の光(青色光)を吸収することを生かした可視吸収法の一種です。 CAPS-NO2を用いることで、これまで本研究室で測定してきたガス(NO, N2Oなど)にNO2を加えることができます。CAPS-NO2と本研究室の実験システムを用い、土壌試料や温度・水分条件を変えることによって、窒素を含む化合物が土壌内でどのように反応が進行するかモデル化します。   下の写真は農研機構内のフィールドで撮りました。農耕地(ニンジン畑)から放出されるN2Oを測定するために、チャンバー(透明の容器)で覆って一定時間たった後にチャンバー内の空気を採取し、ガスクロマトグラフ(GC)で分析しています。写真は農業用マルチがある区域で測定を行っていますが、農業用マルチの有無や肥料の有無でデータを比較しています。 環境科学コースでは、環境に係る現象解明・技術開発を行っています。国内外で調査を行うこともあるし、高度な研究を行うためには外部の研究機関・大学と共同研究を行っていく必要があります。その一環として、学生も外に出かけるときもあります。   環境科学コースでは、環境に係る現象解明・技術開発を行っています。国内外で調査を行うこともあるし、高度な研究を行うためには外部の研究機関・大学と共同研究を行っていく必要があります。その一環として、学生も外に出かけるときもあります。   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの研究に関するブログ …環境科学コースの研究の特徴をご覧いただけます。 ・米村教授 …米村教授の紹介をしています。