化学実験リポート‐6 「アボガドロ定数」
化学実験リポート‐6 「アボガドロ定数」
「アボガドロ定数は6.02×10の23乗」と訳も分からず暗記している方も多いかもしれません。12本の鉛筆を1ダースというように、非常に小さい原子や分子を数えることは難しいため6.02×10の23乗個分だけ集めた原子または分子は1モルと定義されています。
つまり、原子や分子の個数と物質量が分かればアボガドロ定数を算出することが可能です。今回は料理用の塩の結晶を用いて実験を行いました。塩(NaCl)は面心立方格子と呼ばれる単位格子から成り、その単位格子には4個ずつのナトリウムイオンと塩化物イオンが含まれます。単位格子の体積、NaClのモル質量という文献値を手に入れることが出来れば、あとはNaCl結晶の体積、質量を測定して算出可能です。
環境科学コース 担当教員
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化学実験リポート‐5 「これまで習得した内容を踏まえて、、、」
化学実験リポート‐5 「これまで習得した内容を踏まえて、、、」
化学実験が始まってあっという間に第3回を迎えました。本日はこれまで習得したノギス・電子天秤の使い方、測定値の扱い方を応用して塩の結晶を使ったある実験を行いました。
塩の結晶は料理に用いられる岩塩を使用していますが、げんこつ大ほどの大きさです。結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすいという性質(劈開(へきかい))を利用して数ミリほどの大きさに加工します。
小さく切り出した塩の結晶を用いて、アボガドロ定数を算出しました。料理用の塩の結晶でアボガドロ定数が算出できるのでしょうか。答えは次回のお楽しみです。
環境科学コース 担当教員
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化学実験リポート‐4 「測定値の扱い」
化学実験リポート‐4 「測定値の扱い」
これから化学実験のみならず、科学に取り組む時には「測定」や「計測」というものが常に求められます。測定した際には測定者による誤差や測定機器による誤差など様々な要因で誤差が出てきます。正確な値として公表するには複数回の繰り返し測定した上で、その結果から誤差を評価する必要があります。
今回はほとんどの方が初めて手にした「ノギス」という長さを正確に測る器具を使って、繰り返し測定を実施しました。ノギスの読み方や当て方は難しいように感じるかもしれませんが、次回の化学実験でも使用します。忘れずに。
環境科学コース 担当教員
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化学実験リポート‐3 「実験器具」
化学実験リポート‐3 「実験器具」
これから実験が本格的に始まるにあたり、まずは使用する器具の名称と使用用途を理解しておく必要があります。似たような名称のガラス器具がいくつもありますが、それぞれの用途は似て非なるものが多いです。今回は23種もの実験器具を実際に手に取り名称を覚えるとともに器具表面に書かれている表記を確認しました。
そして、皆さんによって実験器具として一番身近だと思われる「ビーカー」と「メスシリンダー」を比較する実験を行いました。これまでの皆さんが常識だと思っていたことが覆るような実験でしたね。
今回器具名と用途は覚えるということをテーマにしたのには理由があります。これからの卒業研究を含む研究において口頭で実験操作の指示を受け、その指示に従って器具類を自身で用意することも増えてきます。その時に器具名を聞いて器具が正しく選択できるようになっておく必要があるからです。
環境科学コース 担当教員
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ようこそ新入生! 環境科学コース主催のオリゼミが開催されました
4月20日に環境科学コース主催のオリゼミが開催されました
庄原キャンパスでは新入生に向けた環境科学コース主催のオリゼミ(オリエンテーションセミナー)が一足先に4月20日に開催されました。
環境科学コースのオリゼミでは「学生が主役となり、学生間のみならず学生-教員間の親睦を深める。加えて環境科学の学びのスタートダッシュとなるように。」というコンセプトのもと企画、運営しています。新しく生命環境科学科の一員となった新入学生の自己紹介、教員紹介、環境科学について考えるといった内容から始まり、皆さんがリラックスして打ち解けてきた午後には薪割り体験、焚き火イベントと盛りだくさんの内容でした。
まずは班分けくじ引き。班員同士でアイスブレイクです。少し緊張がほぐれてきたところ自己紹介が始まりました。
自己紹介も、「次は誰だ~?」とドキドキしながら受付で撮影したチェキフィルムを使ってくじ引きで順番を決め、出身地や趣味、大学生活で頑張りたいこと、などをインタビュー形式で自己紹介を進めてました。お互いにインタビューを聞いて「あ!同じ出身地だ!よろしく」といったやり取りや「私も○○のファンなの~」など、打ち解けてきた様子でした。インタビューの中では教員も少々強引に巻き込み話題提供をしてもらいました。
次は少々お堅めですが、皆で「「環境問題」と言われて思い浮かぶのはどのようなことでしょうか。」、「生命科学と環境科学とのつながりはどのようなことでしょうか。」という二つの問いけに応えてもらいながら環境科学について考えてみました。この「環境科学について考える」問いかけは環境科学コースで学んでいく過程で何度か行われるお決まりのものです。
オリゼミでのこの初回の問いかけは、環境科学を学ぶスタート地点の新入生の皆さんに環境科学を学ぶことの意味を考えてもらうという、とても大切な機会であると考えております。また、これから4年間の学びの中での道しるべとなるものでもあります。難しいなと感じた方も、そうでなかった方も色々だと思いますが、「大学での学びは難しそうだけれど面白そうだな」と少しでも感じたならば、そこが学びのスタートです!
午後はお待ちかねの“薪割りと焚き火イベント”です!
薪割りは小林先生が「木の駅プロジェクト」で共同研究された西城町の方々にご協力を頂きました。庄原市西城町は庄原キャンパスから車で20~30分程度のところですが、芸備線でも訪れることができます。とても風情あるいいところですから、皆さんも足を運んでみてくださいね。
木の駅プロジェクトの皆さまが出前薪割り講座でコツや注意点を教えて頂き、えーい!!!と斧を振りかぶります。パッカーン!といい音がして薪が割れると、拍手喝采です。西城 木の駅プロジェクトの皆さま、ご協力本当にありがとうございました。割った薪で焚き火イベントも実施しました。
これから4年間一緒に頑張りましょう。オー!!!
環境科学コース 担当教員
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化学実験リポート‐2 「大学生活に慣れてきましたか」
化学実験リポート‐2 「大学生活に慣れてきましたか」
4月10日から大学での授業が開始し、一週間後の4月17日はBクラスの学生の皆さんが化学実験に取り組みました。少しずつですが大学生活に慣れてきた雰囲気を感じました。
白衣を着て実験ノートを手に実験室で授業開始です。科学研究には実験ノートは必須とされています。一般的なノートとは見た目も使い方も少し異なります。実験の記録をするためのノートとして使用するため、消すことのできないボールペンで書くことが基本となります。初回は実験ノートの必要性について学び、実際に記録をとってみました。
境科学コース 担当教員
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