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環境科学ブログ

  • 化学実験レポート‐13 「本格的なレポート」
    2023.07.24
    化学実験レポート‐13 「本格的なレポート」
    化学実験レポート‐13 「本格的なレポート」 本日は夏休み前最後のAクラスの化学実験でした。これまでの化学実験では実験手技だけでなく、レポートの書き方も併せて習得してきたと思います。これまでは実験した直後にレポートをまとまる形式をとっておりましたが、今回のレポートは自分でゼロからレポートを書くことが求められています。今回の中和滴定に至るまでに、必要とする溶液を調製し、その中でもNaOHは標定を行った、という一連の流れを踏まえて作成しましょう。 ここまでの長い道のりの中で、毎回のレポートにはうるさいな~と思われるほどに細かく付箋紙を貼って修正を求めたり、誤りを指摘したりしてきましたが、それらを必ず活かすようにしてください。 環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 化学実験レポート‐12 「水酸化ナトリウムの潮解性」
    2023.07.07
    化学実験レポート‐12 「水酸化ナトリウムの潮解性」
    化学実験レポート‐12 「水酸化ナトリウムの潮解性」 日中は夏真っ盛りという気温と日差しでも、日が暮れると涼し感じることもある庄原キャンパスです。あと少しで第2クオーターも終わりです。化学実験レポートも前半分は残すところ今回を含めてあと3回です。 前半の化学実験を締め括るのは食酢の中和滴定ですが、その準備として水酸化ナトリウム水溶液の標定を行いました。標定も中和反応を利用しますが、なぜ標定が必要なのでしょうか。それは水酸化ナトリウムが「潮解性」という特性を持つからです。 水酸化ナトリウムが潮解性を持つ、ということは中学理科で習ったと思います。しかし潮解性を持つものを扱うとどのような状態になるのか、実際に身をもって感じたのは今回の実験が初めてではなかったでしょうか。潮解性により空気中の水分を吸収して溶け、水酸化ナトリウムはべたべたしてきます。「うわ~、、くっついて離れない~」と苦戦した人も多かったのではないでしょうか。 次回は前半の化学実験の集大成です!   環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 化学実験レポート‐11 「pH測定・NaOHの標定」
    2023.07.07
    化学実験レポート‐11 「pH測定・NaOHの標定」
    化学実験レポート‐11 「pH測定・NaOHの標定」 今回は少々盛りだくさんの内容でした。操作が複雑になってきても、皆さんの作成したプロトコールを頼りに進めましょう。今回はpH測定と次回の中和滴定に向けた準備でした。 まず、前回用意した3種類の濃度の塩酸についてpHメーターを使って測定を行いました。塩酸は強酸ですから、塩酸の濃度イコール水素イオン濃度になりますよね。水素イオン濃度の逆数の常用対数をとったものがpHです。3種類の塩酸の濃度がどれほど正確に調製できていたか、pHから判断できます。 次回の中和滴定の準備として水酸化ナトリウム水溶液の標定も行いました。標定はなぜ必要なのでしょうか。今一度、水酸化ナトリウムの特性を復習しておきましょう。 環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 広島県東部海域の水質調査を行ってきました(内藤研究室)
    2023.07.04
    広島県東部海域の水質調査を行ってきました(内藤研究室)
    6月26-27日に広島大学生物生産学部付属練習船「豊潮丸」に乗船して、広島県東部海域(呉~尾道~福山)の水質調査を行ってきました。赤潮の原因となる植物プランクトンと微量金属などの生元素の分布を明らかにすることで、瀬戸内海の環境保全を目指します。       ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの研究に関するブログ …環境科学コースの研究の特徴をご覧いただけます。 ・内藤准教授 …内藤准教授の紹介をしています。
  • 化学実験レポート‐10 「プロトコール」
    2023.07.03
    化学実験レポート‐10 「プロトコール」
    化学実験レポート‐10 「プロトコール」 第2クオーターの化学実験は、言われた通りに操作するのではなく事前に手順書を作成してもらいます。手順書はプロトコールとも呼ばれ、予め使用する器具やどのような操作をするのかフローチャートのように書いたものです。 学生の皆さんには事前学習動画で操作を学びながらプロトコールを作成してもらいました。プロトコールは実験中の唯一の道しるべになります。本日は溶液調製がテーマでしたが、プロトコールを頼りに間違うことなく定められた濃度の溶液を調製できましたか? 実験器具の規格が分からないとプロトコールを作成するのも難しい部分もありますよね。たとえば、8.7 mlの濃塩酸を取るのに全量8.7 mlのホールピペットはありませんから、メスピペットを使うことになります。 次回以降は、今回調製した溶液を使って実験していきます。ちゃんと調製できているといいですね。   環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。  
  • 化学実験レポート‐9 「溶液調製」
    2023.06.23
    化学実験レポート‐9 「溶液調製」
    化学実験レポート‐9 「溶液調製」 決められた濃度の溶液を決められた量作る、ということを「溶液調製」といいます。粉末を溶媒に溶解させる場合や溶液を希釈する場合など様々ですが、実験において必ず求められる操作です。溶液濃度が100倍濃かったら、薄かったら、、と考えると慎重さが求められる操作です。 溶液調製時の濃度の計算はよくミスをする部分です。ノーベル賞を受賞された研究者も中にも誤って濃度を想定の1000倍で実験していて「失敗した」と言われていた生成物の価値を見抜いて、実験を続けたところ受賞につながった、といった「失敗は成功の基」という話があるほどです。 「1000倍の間違い」は計算のミスなのか、はたまた粉末を測り取る時に単位を見間違えて1000倍になったのか、、、いずれにせよ失敗を成功に導いたのは、綿密な実験の記録、すなわち「実験ノート」があったからです。 皆さん実験ノートへの記録が最近疎かになっていませんか。シャープペンシルで消えるように書いていませんか。今一度実験ノートの書き方の復習をしておきましょう。 環境科学コース 担当教員   ========================= さらに詳しく知りたい方はこちら! ・環境科学コースウェブサイト …環境科学コースについて紹介しているサイトです。 ・環境科学コースの授業・教育に関するブログ …環境科学コースの授業・教育の特徴をご覧いただけます。 ・環境科学コースのカリキュラム …環境科学コースン授業カリキュラムを紹介しています。