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建材及び建設製品の環境影響を見える化するためのEPD(環境製品宣言)のルールが公表されました
近年、温室効果ガスをはじめとする環境影響を定量的に把握し公表することが盛んにおこなわれています。そのうちの一つに環境ラベル(例えばエコマーク、グリーンマーク)があります。これらの環境ラベルの中に、環境負荷量の算定結果が公表される、EPD(Environmental Product Declaration:環境製品宣言)があります。わが国の代表的な活動にはサステナブル経営推進機構(SuMPO)が実施しているSuMPO EPDがあります。
このうちの、建材及び建設製品について、国際的な規格基準に準拠するための評価ルール(PCR:Product Category Rule)の改訂が行われました。この改訂にモデレータとして参画したのが環境科学コースの小林准教授です。
・SuMPO EPD - PCR 建材及び建設製品 v.2.0.0
建築分野における脱炭素・カーボンニュートラルの取り組みは、産学官が連携して、ますます盛んにおこなわれるようになっています。その一つとしてEPDの取得の重要性が高まっています。今回改訂されたルールに基づき、様々なEPDの取得が促進されることが期待されます。
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建築物のCO2排出量等の環境影響を評価するためのガイドライン「建物のLCA指針 改定版」が公表されました
建築物のCO2排出量等の環境影響を評価するためのガイドライン「建物のLCA指針 改定版」が公表されました
近年、脱炭素・カーボンニュートラルなどの言葉に代表される、環境負荷の削減が喫緊の課題となっています。CO2排出量などの排出量を定量化(数値化)するためには、LCA(ライフサイクルアセスメント)の実施が不可欠です。
3月11日に、日本建築学会から、建築分野におけるLCAの指針である「建物のLCA指針」の改定版が公表され、講習会が実施されました。この改定版は日本建築学会 地球環境委員会傘下のLCA小委員会(主査:小林謙介)によって作成されたもので、評価のためのガイドライン(指針)・原単位データベース・評価ツールなどから構成されています。
建物のLCA指針はこれまでも我が国の建築業界のデファクトスタンダードとして多岐にわたって活用されており、我が国における建築業界の温暖化等の環境影響評価の礎になっています。本改定版も、今後様々な場面で活用されることが期待されます。
本内容の作成にあたっては、小林研究室で実施した研究成果が多数盛り込まれました。また、本改定版の執筆は、小林謙介准教授が中心となって行いました。
*写真は講習会で登壇する小林准教授
✓建物のLCA指針(日本建築学会 地球環境委員会 LCA小委員会)
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二酸化炭素が火山灰土壌に物理吸着されることを解明(国際誌に近日掲載)
二酸化炭素が火山灰土壌に物理吸着されることを解明(国際誌に近日掲載)
県立広島大学・米村研と農研機構・農業環境研究部門の研究成果が査読付き国際誌であるSoil Science and Plant Nutritionに受理され,近日中に掲載されます。当研究室の大学院生が筆頭著者として執筆しています。なお,現時点では未掲載ではあるものの雑誌のウェブサイトでは”Latest Articles”としてご覧いただけます。本論文では火山灰土壌が二酸化炭素を自然環境中で取り得る温度・圧力の範囲で物理吸着することを解明した内容をまとめました。報告した成果は,陸域生態系の炭素循環を深く理解するための新たな視点を提供すると期待されます。
Tabata Soichi, Yonemura Seiichiro & Wagai Rota. (2025). Adsorption and desorption of carbon dioxide by volcanic ash soil: quantitative analysis using the flow-through chamber method. Soil Science and Plant Nutrition, 1–8. https://doi.org/10.1080/00380768.2025.2496402
陸域生態系における炭素循環は地球温暖化と関連して重要な研究テーマとなっており,その構成要素である植物や土壌が注目され世界的に多くの研究がされています。土壌では植物から供給された有機物(枝・葉など)が溜まり、土壌動物や微生物によって分解されて最終的には大気へ二酸化炭素(温室効果ガス)として放出されます。過去,このような土壌有機物の分解に注目した研究では、有機物分解の際に生じる二酸化炭素は「生物的なメカニズムによるもの」として解釈されてきました。そのような関連分野の常識に対し,本研究の成果は生物的メカニズムだけでは解釈できない二酸化炭素の交換,すなわち物理的なメカニズムによる交換という新たな視点を与えます。これまで多くの研究者が行った土壌における二酸化炭素の交換過程についての研究では吸脱着現象が考慮されていません。そのため,本成果をきっかけに,これまでの土壌での二酸化炭素動態に関する膨大なデータに対する既存の解釈を変更されることも考えられます。
*写真:本研究を行った実験システム。内部に土壌を入れ込んで実験しました。
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・農環研・農業環境研究部門… https://www.naro.go.jp/laboratory/niaes/